 |
ヨットの稼働率がどうとか、もっとヨットに乗ろうとか、近場でのセーリングをしようとか、スポーツとか、メインテナンスとか、いろいろ言ってきましたが、最近もっと大事な事がある様な気がしてきました。それはマイヨットとの接触回数をどういう方法であれ増やす事です。接触回数が増えればこそいろんな事が見えてくるのではないかと感じています。
マリーナに来たからといってヨットを出さなくても良い、エンジンかけなくても良い、メインテナンスをしなくても良い、マイヨットを見るだけでも、のんびりお茶だけしても、昼寝だけでも、弁当買ってきて食べるだけでも、或いは船内で音楽聴くだけでも、本を読むだけでも、何でも良い。ただマイヨットに触れる、見る関わるだけで良い。その中で何かひとつでも楽しめる事があれば良い。兎に角接触回数を増やそう。
海外のマリーナを見て感じる事は彼らが決してみんなヨットを出して遊んでいるわけでは無く、でも多くの人達がマリーナに居る事、彼らがヨット出さずに何しているか?会話を楽しんだり、飲んだり、食べたり、奥さんらしき人が船内で編み物している光景もありました。要は何でも良い、自分が楽しめる事をすれば良い。ヨット出しても良いし出さなくても良い。楽しい事をできるだけ多くの機会を造る事。つまりは接触回数を増やす事が最も大事な事なのではなかろうか?
日本人は目的をもって行動する特性があると思います。逆に言うとさしたる目的が無いと行動に出ない。目的があると強いのですが目的が無いとその気にもなれない。遊びに目的とか計画とかそんなもん無くても良い。ヨットに行ってお茶してこようというのも目的にはなるかもしれませんが、動機としてはかなり気軽なものです。つまりもっともっと気軽にマイヨットに接触しようという事です。
何の目的も無くマリーナに行って、ただお茶して帰る。そんな事でもヨットを自分で見るわけですし触れるしそれだけでも良いんだろうと思います。接触回数が増えればエンジンを駆ける事もあるだろうし、何かに気づく事もあるだろうし、自分の気持ちの中にヨットがあるという割合が増える。それが必要なんだろうと思います。だから今日は風が強いからマリーナに行かないのでは無く、風が強かろうが弱かろうがヨットを出さなくても何かちょっとした楽しみがある。それで良いんじゃなかろうか?心の中にヨットがいつもあれば発展もあるだろうと思う次第です。
ちょっとした暇があったらヨットに行こう。プライベートの時間が欲しかったらヨットに行こう。静かに本でも読みたかったらヨットに行こう。兎に角ヨットは自分だけのプライベート空間です。多くのヨットに最も不足しているものは接触回数ではないかと思います。
|
|