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世の中忙しい人達ばかり。マリーナを眺めても動いていないヨットが多い。きっと忙しいに違いない。或いは遠くを夢見すぎるから、近場を軽視してきたからかもしれませんね。そうやって時間が過ぎ気が付けば何年も過ぎ、あっという間に歳を取ってしまった。遠くばかりを夢見てきたせいで殆ど乗っていない。そんな事はありませんか?
一方、忙しい人ははなっから遠くは想定していない。だから近場で遊ぶ。仕事引退してても数週間家をほっといて時間を取れるか?これは結構難しい。なんだかんだ用事ができたりします。だから近場で遊ぶ。そう割り切れたらピクニックやセーリングを堪能する事ができる。近場は案外面白い。遠くに旅するのも良いがそれは目指す目的地が主となり、近場ならヨットが主役になる。
マリーナを見ていると稼働率が高いヨットはデイセーリングを楽しんでいる。稼働率が高いから自分のヨットの事が良く分かるし、オーナー同士の仲間も増える。情報交換もできるし、メインテナンスも良くなるし、メインテナンスが良いとヨットの状態も良くなり、そうなると気持ちが良いセーリングができる。しょっちゅう乗れると自分の気持ちがヨットに近づき、いろいろ考えて、それも楽しく、工夫もしたり新しい艤装の知識を得たり、兎に角、ヨットに接する機会が多い程いろいろ楽しむ事ができるようになります。
ヨットの事だけじゃない。自分のセーリング海域に詳しくなるし、天候にも詳しくなる。身体も慣れるしヨットとより一体感も感じれるようになれる。そうなるとセーリングしていても感じる内容が違ってきます。大きな変化は誰でも気づく。でも、変化が小さくなればなる程、繊細さが増す程に多くの人達は気づかない。でも、数多く乗れば乗るほどに繊細な変化に自然に気づけるようになれます。そんな繊細な感覚を持った自分にも嬉しさが増してくる。
忙しい皆さん、年に1回の遠方へのクルージングよりもしょっちゅう乗れるデイセーリングを考えてみては如何でしょうか? もちろん普段はデイセーリングやって、そのうえで年1回のロングを楽しむなんてのも良いですが。 実は暇な人より忙しい人の方がヨットをより楽しんでいるんじゃないかと思います。しょっちゅう乗るといろんな海や風の状況を味わえる。いろんな事をたくさん味わえる。それがヨットライフを充実させていくのではないでしょうか?しかもいつでも臨機応変に対応できるようになれる。
遠くを見るという事はその地を見てる。近くならその地では無くプロセスを見る。ヨット遊びにはたくさんの時間が必要だと思われるが、実際には1日のうちの数時間、これもたくさん集めれば膨大な時間にはなりますが、でもこれなら忙しい方々でも何とかなりそうです。逆に考えると忙しいからそういう方向に持っていけるのかもしれません。忙しい合間をぬったヨット遊びだからこそメリハリもきく。
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